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消費税増税と住宅ローン減税

住宅ローンを検討している方なら、間違いなく悩ましい問題であろう消費税増税。
この10月1日には、ついに来年度から5%から8%へと引き上げることが正式に発表されました。

安倍政権が推し進めるアベノミクスについての賛否はさておき、
実際問題として、消費税増税が決定事項となってしまった今、
住宅購入についても、増税前のかけこみ需要というものが、
ある程度は予想されるところです。

一方、消費税増税と共に来年度から住宅ローン減税も拡充されることが決定していて、
この住宅ローン減税は、納税額が少ない場合には、恩恵が少なくなる仕組み。
つまり、年収の少ない人の場合には恩恵が少ない制度であるといえます。

住宅ローン減税という面でだけ考えれば、
増税後の住宅購入の場合は年収500万円以上の場合だけが、
価格の上昇分を減税で補えるという仕組みです。
住宅ローンは状況によって損得ははっきりします小額なローンキャッシングであれば
それほど深く考えず借入はしてもいいかもしれません。
しかし、高級車1台分変わってきてしまう可能性だってあるのでしっかりと
給付金をもらったほうがいいのか増税前が良いのかなど考えておいたほうが良いでしょう。

すまい給付金

そこでさらに「すまい給付金」という名称の、
低所得者に対しても増税後に有利となる制度が導入されるわけですね。
年収500万円以下だと、増税後の購入は住宅ローン減税だけでは負担増となってしまうのですが、
このすまい給付金の導入によって、年収400万円以下の場合は、
増税後の購入のほうがお得になる計算になります。

具体的な計算については、ここでは割愛しますが、
つまりは、増税前も増税後も、消費税という負担額に違いはあれど、
減税や給付金という制度によって、劇的な変化とはならないであろうという予想が立てられます。

ただし、この減税と給付金の恩恵が最も少ないのが、年収500万円前後の場合になるようです。
年収が500万円の場合には、増税前のほうがお得になるということになります。
しかし、こういった制度については、自動車購入時の減税制度と同様に、
突然打ち切られてしまう可能性もないとは言い切れません。

これらの考え方は来年度の消費税8%の場合であって、
さらにその先の、消費税10%の場合にはいったいどういったことになるのでしょうか?
すまい給付金については、10%の場合には給付額はさらに増えるものの、
減税に関しては8%の場合と変更がない予定になっています。
そう考えると、10%へ増税される前には購入しておくほうが無難だともいえるかもしれません。

※追記 2014.6.12
8%への消費税増税から2ヶ月が経過しました。
普段の生活の中でも、ちょっとした買い物の時にもかかってくる消費税の感覚に
やっと慣れてきたかな?といった感があります。
予想どおり増税前には住宅ローンをはじめ、さまざまな分野での駆け込み需要があり、
3月の各業界の売上はかなり好成績であったようですが、その分増税後の反動も大きく
4月の景気動向は予想以上の冷え込みであったようですね。

家電業界などでは、駆け込み需要後の反動によって売れなくなった商品を
大幅値下げして販売していたという話も聞かれました。
果たしてこの消費増税、日本経済にどういった影響を及ぼしてゆくのでしょう?
個人的には、国民の痛みを伴ってまで増税をした意味は、
いったい何処にあるのか?疑問を拭いきれません・・・。